歴史のある琥珀!日本でもネックレスやペンダントなど、宝飾品に使われている琥珀ですが、調べたことございますか。言葉と色は知っているけど、どのようなモノかって分からない。そう言った事ないでしょうか。今回は、琥珀に興味がありましたので調べてました。
琥珀とは?
琥珀の「琥」の文字は、中国において虎が死後に石になったものだと信じられていたことに由来している。英語では、amber(アンバー)と言う呼び名で呼ばれています。
世界最古の琥珀は、なんと約3億年前のもの!?イギリスのノーサンバーランドやシベリアで発見されています。
この歴史のある琥珀は、おおよそ5,000万年以上前から古代植物の樹液が地中に閉じ込められ、長い年月をかけて化石化し、唯一、植物由来の宝石が「琥珀」なんです。
普段から皆さんが身に付けられている宝石はいかがでしょうか。真珠、サンゴ、ダイヤモンド、サファイアなど、動物に属するものや鉱物系ではないでしょうか。琥珀は植物由来ですので極めて珍しいものだと分かって頂けると思います。
日本でも、約2万年前の琥珀製小玉が1998年、北海道千歳市の「柏台遺跡」から発掘されました。
歴史的に遡りますと室町時代(1336年~1568年)に、岩手県久慈地方で琥珀採掘の産業化が開始し徐々に広がっていったそうです。江戸時代に入ると、各地で琥珀採掘がおこなわれ、貴重な資源となりました。琥珀は、現在でもお香、線香、塗料、医薬品等に使用されている貴重な原料です。
岩手県出身の宮沢賢治さんの作品にも、30数か所の琥珀の文字が登場するんです!
アンバーの精油は、全く別物!
琥珀は、英語名でアンバーです。しかし香りのアンバーは、アンバーグリスと言われており、古代アラビアからヨーロッパにアンバーグリスが持ち込まれた経緯があり、略称でアンバーと呼ばれています。
このアンバーグリスは、マッコウクジラの体内で作られた病的結石を由来にした香料と言われており、官能的な気分にさせる効果や、中国やアラビアで媚薬として使用されていた記録も残っているほどです。
精油のアンバー=琥珀ではないと言うことが分かりました!
やっぱり気になるのは、美容と健康にも期待できるかと言う点です。調べれば調べるほど、奥が深い琥珀。抜粋してお伝え致します。
琥珀は美容・健康に期待できる成分
琥珀研究を専門に行っている琥珀バイオテクノロジー社は、大学と協業しながら琥珀の研究をおこなっている会社があります。
この会社は2013年に日本美容皮膚科学会誌に掲載した論文で最優秀論文賞を受賞するほど、研究に注力をされている会社です。
長年の研究成果で美容・健康分野にも効果が期待できると発見しており、琥珀健寿エキスや琥珀エキスなど原料開発。
・皮膚ターンオーバー促進(2008年)
・ヒアルロン酸産生促進(2009年)
・育毛(2010年)
・美白(2011年)
その他にも成分によっては、脂肪分解を促進する、脂肪燃焼、糖の吸収を抑える、血圧を正常に保てるなど期待できるそうです。※参照元にURLを記載致しました。
まだまだ日本ですと宝飾品のイメージが強いですが、琥珀の可能性はこれからですね。植物由来の貴重な宝石ですからね。
また長年ロシヤや北欧では、古くから傷薬や解熱剤をはじめとした民間療法として使われています。なんと!、1546年まで成分なども謎のままで使われていました・・・。
ようやく1546年にドイツの冶金学者ゲルギウス・アグリコーラがコハク酸の抽出に成功したことで、多くの化学者が研究材料として取り上げるようになったそうです。
その後、2006年に琥珀研究の権威であるマシュコフ・N・ニコライ医学博士が「琥珀ーエネルギーと美と健康」と題した論文を発表し、世界的な注文を浴びはじめました。
琥珀には、代謝・回復促進効果が見られることも分かってきました。
将来が楽しみな宝石の琥珀、今後も期待できそうです。
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<参照元>
・琥珀のお話し/久慈琥珀
・琥珀/ウィキペディア・魅力的なアンバーの香りその効果・効能とおすすめアイテム/Felice
・琥珀バイオテクノジーHP
・琥珀セラピー/琥珀肌